かつてオランダには、'Zeg het maar'(Just say it)というソフトがありました。'Zeg het maar'は、PCMベースの音声合成ソフトで、turbo Rにオランダ語のかんたんな文章を読み上げさせるというものでした。このアイディアは面白く、MSXではユニークなものでしたが、決して新しいものではありません。同じくレトロハードであるコモドール64では、1982年の時点でSAM(Software Automated Mouth)が、これ以上のものを実現していました。日本でも1983年にはTALK文のPC-6001mkIIが出てましたっけ。
そして現代、とうとうそれと同じくらい衝撃的な音声合成ソフト、TAV (Texto A Vox)が登場しました。開発はアルゼンチンの開発者Pastbytes。レトロハード各機種版が用意されているのですが、なんとその中にMSX1が! このソフトではMSXにスペイン語の文を発音させるほか、歌わせることまで可能です。
この逸品ソフトを紹介してくれたのは、ツールの開発と改良に協力しているMsxKun氏。PastbytesではMSXユーザーからの反応に興味津々で、ユーザーの感想はベータ版開発の励みになることでしょう。もしかすると英語対応版開発なんてことも?
関連リンク: TAV
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By fukenko
Champion (357)
31-01-2012, 00:43